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木材の正しい保管方法、最適な場所は?【カビと反りに注意】

近年はDIYが人気を集めており、ホームセンターなどで木材を購入し、テーブルや棚を手作りする人も増えています。

しかし作り終えるまでには日数がかかるため、あとの工程で使用する木材は保管しておかなければなりません。そこで「木材はどうやって保管しておけばいいの?」と気になっている人も多いでしょう。

この記事では木材の正しい保管方法や、保管に最適な場所を紹介します。木材のカビや反りを防ぐポイントも一緒にみていきましょう。

木材を保管するときは「カビ」「反り」に注意

はじめに、木材を保管するときの注意点を2つ紹介します。

カビ対策をしっかり行う

一つめは、木材に生えやすいカビの対策をしっかり行うことです。木材は湿気を吸い取りやすく、湿度が高い場所で保管しているとカビがすぐに発生してしまいます。

湿度だけではなく、空気の循環にも気をつけなければなりません。木材同士をくっついた状態で放置していると、隙間がないため湿気がこもりやすくなるからです。

そのため木材を保管するときには、湿度が低い場所を選ぶのはもちろんのこと、木材同士が直接重ならないように気をつけましょう。

また、もしも木材にカビが生えてしまった場合には迅速に取り除いてください。1箇所のカビを放置していると、ほかの木材にもカビが移ってしまう可能性があります。

反らないように工夫する

二つめの注意点は、木材が反らないようにすることです。一度反り返った木を真っすぐに直すのは時間がかかり、使いたいときにすぐに使えません。

木材の反り返りを防ぐには「木表(きおもて)」と「木裏(きうら)」と呼ばれる、木の面の方向について知っておく必要があります。

・木表:木の中心から遠いほう

・木裏:木の中心に近いほう

木は「木表のほうに向かって反れる」という特性があるため、なにも考えずに保管していると木表側に反り返ってしまいます。

木材が反らないようにするための保管方法は、次の章で詳しく説明します。

木材の正しい保管方法

ここからは、木材の正しい保管方法について解説します。

木材を保管するときは「寝かせて重ねる」もしくは「立てかける」のどちらかが一般的です。それぞれの保管方法を詳しくみていきましょう。

寝かせて重ねる方法

まずは寝かせて重ねる方法です。

この方法で保管すると、「木の幅が広いほど反り返りやすい」といったデメリットがあります。

そのため木材が反らないように、重ねる順番を次のように工夫することが重要です。

 

重し
木裏
木裏
木裏
木表
桟(木材を地面に直置きしないための敷き木)

 

一番下になる木材は木表を下に向けることで反り返りを防げます。その上に重ねていく木材は、木裏を下に向けて重ねましょう。

そして木材と木材の間には桟(さん)を挟みます。桟とは、木材が反り返らないようにするために使う細長い木のことで、桟によって木材同士が離れることからカビ対策にもつながります。

全体的な反り返りを防ぐために、一番上には重しを乗せておきましょう。

以上が寝かせて重ねる方法ですが、この方法は場所をとってしまうため、広い保管場所を確保できる場合におすすめの方法といえるでしょう。

立てかける方法

二つめが立てかけて保管する方法です。木の長さにもよりますが、多くの場合寝かせて重ねる方法よりもこちらのほうが場所をとりません。

立てかけるときは、木表を壁側に向けることで反りをある程度防げます。

また、ホームセンターなどで購入したすでに乾燥している木材ではなく、山から自分で伐採してきた生木(なまき)の場合にも立てかける方法が最適です。

切ったばかりの生木は、水分が含まれているため乾いていません。これを乾燥させるためには、水分を吸い上げる役割をもつ根元部分を上に向けておく必要があります。

以上のように、木材を立てかける方法は「保管場所が広くない」「生木を乾燥させたい」といった場合におすすめです。

木材を置いておくのに最適な保管場所

最後に、木材を置いておくのに最適な保管場所を2つ紹介します。

加工後に使用する場所

一つめの最適な保管場所は、加工後に使用する場所です。

たとえば室内で使うテーブル用の木材なら室内で、屋外で使う棚用の木材なら屋外で保管しましょう。

これは、その場所の湿度に慣れさせて含水率を安定させるためです。木に含まれる湿気が落ち着けば、加工後に割れたり縮んだりするのを防ぐことができます。

ただし、屋外で保管する場合には雨が凌げる場所を選ぶとよいでしょう。

湿度管理されたトランクルーム

自宅で木材を保管するスペースがない場合には、トランクルームを利用するのも一つの方法です。

トランクルームでは専門的な空調設備が整っており、預けたものを保管するのに最適な温度・湿度を維持しています。

湿気に弱くカビが生えやすい木材を、一般的な空調設備しかない自宅で保管するのは難しいものです。

トランクルームなら雨風の心配もありません。木材の保管場所に困った人は、ぜひトランクルームの利用も検討してみてください。

まとめ

今回は木材の正しい保管方法を解説しました。

せっかく購入した木材を湿度が高い場所で保管していると、カビが発生して使えなくなってしまいます。また反りを防ぐために、基本的な木の性質を理解しておくことも大切です。

本記事で紹介した方法を実践して、使いたいときにすぐ使える状態で木材を保管しましょう。