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トランクルーム経営も立地が大事?トランクルームの用途に適した地域を紹介!

この記事をご覧の皆さんの中には、トランクルームを運営したいがどのような立地で行えばいいのか知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

トランクルームを運営する際には、運営することができる用途地域について事前に把握しておく必要があるので、この点について知りたいと考えても不思議ではありません。

そこで、今回の記事では、トランクルームに適した用途地域にはどのようなものがあるのかなどついて説明していきます。

トランクルーム経営に適した用途地域とは?

トランクルーム経営に適した用途地域にはどのようなものがあるのでしょうか、具体的な内容について以下において説明していきます。

トランクルーム経営に適した用途地域の基本的な概要は以下のようになっています。

区域区分  
①第二種中高層 住居専用地域 この地域においては、2階建て以内で床面積1500㎡以下の建物や作業場の面積が50平方メートル以下の工場などを建てることができます。

これらの条件を満たしている限りトランクルームを運営できます。

②第一種 住居地域 この地域においては、上記で紹介した建物に加えて、危険や環境悪化の恐れが低いと考えられる作業場面積50平方メートル以下の工場や3,000 m2以下の店舗、ホテル・旅館などを建てることができます。

これらの条件を満たしている限りトランクルームを運営できます。

③第二種 住居地域 この地域においては、危険や環境悪化の恐れが低いと考えられる作業場面積50平方メートル以下の工場や10,000m2以下の事務所や店舗などを建てることができます。

これらの条件を満たしている限りトランクルームを運営できます。

④準住居地域 この地域においては、上記で紹介した建物に加えて、周りの環境に影響を及ぼさないと考えられる床面積150㎡以下の小規模工場、車庫、倉庫、作業場などを建てることができます。

これらの条件を満たしている限りトランクルームを運営できます。

⑤近隣商業地域 この地域においては、上記で紹介した建物に加えて、様々な用途の商業施設を建てることができるうえ、床面積に関する制限もありません。

床面積150㎡で周りの住宅などに悪影響を与える可能性が著しく低い工場であればたてることもできます。

これらの条件を満たしている限りトランクルームを運営できます。

⑥商業地域 この地域においては、上記で紹介した建物に加えて、風俗施設を建てることもできるようになっています。

近隣商業地域よりも規制がより緩くなっている地域ですので、トランクルームを運営することも当然できます。

⑦準工業地域 この地域においては、上記で紹介した建物に加えて、周りの住宅や施設に重大な影響を及ぼす可能性の高い工場(面積に関しては制限がない)以外ほとんどの建物を建てることができます。

トランクルームを運営することに関しても特に問題はありません。

⑧工業地域 この地域は工場施設の建設が主な地域であり、店舗などは建てられますが、学校や病院などの施設は建てることはできなくなっています。

しかし、トランクルームを運営することに関しても特に問題にならないので運営できます。

⑨工業専用地域 この地域においては工場建設のみが許可された地域となっています。

しかし、トランクルームを運営することに関しては特に問題はありません。

トランクルームを運営しようとする場合には、上記で紹介したような地域でしか運営することができませんので注意してください。

トランクルームを運営するのに適した土地の特徴について

上記で説明した用途地域以外にトランクルームを運営するのに適した土地の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか、具体的には以下のようなものがあります。

一定以上の間口などを備えている土地である

トランクルームを運営するのに適した土地の特徴の1つ目には、一定以上の間口などを備えている土地であるあることが挙げられます。

トランクルームを建てる際にはコンテナなどが搬入可能な間口を備えた土地である必要があり、また、前道路の幅員もある程度の幅を備えている土地である必要があります。

具体的には間口、全面道の幅員ともに6m以上の幅を備えている土地であることが好ましくなっているので、この点について注意してください。

土地の敷地面積が一定以上である

トランクルームを運営するのに適した土地の特徴の2つ目には、土地の敷地面積が一定以上であることが挙げられます。

トランクルームの物品を保管するという特徴から、建てる際には一定以上の土地の広さが必要となり、土地の広さが狭すぎるとトランクルームの運営にはあまり向いていません。

具体的にどのくらいの土地の広さが必要になるのかというと、最低でも30坪以上100坪程度の広さを備えている土地であればトランクルーム運営を始めるのに適している土地であると言えます。

上記のような特徴を持った土地がトランクルームを運営するのに向いた土地である条件となりますので、これらの点について把握しておきましょう。

まとめ

ここまで、トランクルームに適した用途地域にはどのようなものがあるのかなどについて説明してきましたが、いかがでしたか。

トランクルーム運営するのはいいのですが、その際にどのような用途地域において運営できるか事前に把握しておかないと、運営することができない土地を購入したり賃貸したりする羽目になり効率的に運営することができなくなります。

この記事をご覧の皆さんは、今回の記事で説明した内容を参考にして、トランクルームに適した用途地域にはどのようなものがあるのかなどについての学習に役立てると良いのではないでしょうか。

長くなりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。