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リフォーム時の家具・荷物の保管方法【引越し業者orトランクルーム?】

家全体のフルリフォームを行う場合、仮住まいを用意しなければなりません。それと同時に、今の家にある家具や荷物を一時的に保管しておく場所も必要です。

しかし「家具や荷物ってどこに保管しておけばいいの?」と疑問を抱えている人もいるでしょう。家具や荷物を保管しておくには、それなりに広さのある場所でなければなりません。

そこで本記事では、リフォーム中の家具・荷物のおすすめ保管方法を紹介します。リフォームを検討中の人はぜひ参考にしてください。

リフォーム中の家具・荷物の保管方法は2つ

冒頭でも述べたとおり、自宅をフルリフォームする場合は家具や荷物の保管場所に悩んでしまいますよね。

リフォーム中の家具の保管場所としては、「引越し業者の一時預かりサービス」か「トランクルーム」を利用するのが一般的です。

ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットをみていきましょう。

①引越し・リフォーム業者の一時預かりサービス

一つめの保管方法は、引越し・リフォーム業者が提供する一時預かりサービスです。

引越し作業のついでに行ってくれる業者も多いため、見積もりを出してもらう際に預かりサービスについて確認しておくとよいでしょう。

一時預かりサービスのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・引き取り、配送、保管の手続きが一度で済む

・引越し代やリフォーム代と一緒に値引き交渉ができる可能性もある

・家具や荷物を運んでもらえる

・高価なもの(毛皮や貴重品など)は預けられない

・保管期間が1〜3ヶ月と短い

・保管期間中は自由に荷物の出し入れができない

引越しやリフォーム業者の一時預かりサービスを利用すれば、引き取りや保管などの手続きが一度に済むことに加えて、家具や荷物を自分で運ぶ手間もありません。

新居が完成したあとには、家の中まで家具を運び入れてくれる点も大きなメリットでしょう。

ただし多くの場合は保管期間が「1〜3ヶ月間」と短いため、それ以上の日数がかかる場合にはおすすめできません。

また毛皮や貴重品、美術品などの高価なものは預けられないケースもあります。

なぜなら、業者の一時預かりサービスは屋外の倉庫やコンテナなどで荷物を保管する場合が多く、空調管理が行き届かない可能性があるからです。

以上のようなデメリットも理解したうえで検討していきましょう。

②トランクルーム

そして二つめがトランクルームを利用する保管方法です。

トランクルームのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
・空調設備やセキュリティ面に優れており、荷物の長期保管に向いている

・保管期間中でも自由に荷物の出し入れができる

・借りているスペースが広ければ、荷物が増えても追加料金なしで預けられる

・基本的に荷物の出し入れは自分で行う

・契約時には火災保険料や事務手数料、鍵交換代などを請求される場合がある

トランクルームは空調設備が整っており、家具や荷物の長期保管に向いています。さらにセキュリティ面に優れている点もメリットです。

ただし、荷物の出し入れに関しては基本的に自分自身で行う必要があります。冷蔵庫や食器棚などの重たい家具もありますので、運搬のために軽トラなどを借りる人も少なくありません。

また火災保険料や事務手数料、鍵交換代などの諸費用がかかるのもデメリットの一つです。

家具や荷物を保管する環境として最適なトランクルームですが、場合によっては引越し・リフォーム業者のサービスよりも高いコストがかかることを覚えておきましょう。

リフォーム中の家具・荷物の保管方法の選び方

「業者の一時預かりサービスとトランクルーム、結局どっちのサービスを選べばいいの?」と悩んでしまう人も多いでしょう。

どちらのサービスを選ぶべきか悩んだ際には、「保管期間が3ヶ月を超えるかどうか」で判断するのをおすすめします。

保管期間が「1〜3ヶ月の場合」と「3ヶ月以上の場合」で分けて、それぞれ詳しくみていきましょう。

保管期間が1〜3ヶ月なら「業者の一時預かりサービス」

保管期間が1〜3ヶ月程度ですむ場合には、引越し・リフォーム業者の一時預かりサービスがおすすめです。荷物の搬入なども行ってくれますので、手間の少ない方法です。

また数日などの短い期間であれば無料で預かってくれる業者もあります。その場合にはトラックに積んだまま保管するケースが多いでしょう。

費用については荷物の量や業者によって異なりますので、最初の見積もり時に相談しておくとよいでしょう。

保管期間が3ヶ月以上なら「トランクルーム」

3ヶ月以上の長期的な保管が必要な場合には、空調設備やセキュリティが整っているトランクルームを活用しましょう。

トランクルームなら荷物の出し入れも自由にできるため、たとえば「新居で使う家具を先に購入してトランクルームに預けておく」といった柔軟な使い方もできます。

またトランクルームは、解約するまで毎月契約が更新される仕組みとなっています。

そのためリフォームが長引いてしまった場合でも、契約を更新すればそのまま荷物を預けておける点は魅力的です。

このように、リフォームのスケジュールが不確定の場合にもおすすめの選択肢といえるでしょう。

まとめ

今回はリフォーム時の家具・荷物の保管方法として、「引越し・リフォーム業者が提供する一時預かりサービス」と「トランクルーム」の2つを紹介しました。

保管期間以外にも、荷物の量や時期によっても費用が変動する可能性があります。ご自身の状況にあった適切なサービスを選んでいきましょう。