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2024年版 屋内型トランクルームとは?3つの種類の特徴を徹底解説

屋内型トランクルームとは? レンタル収納スペースとトランクルームとはどう違うの? 今回は屋内型トランクルームの3つの種類とその特徴について、徹底解説します。この記事で屋内型トランクルームについての知識を付けて、ニーズに合ったトランクルームを選択しましょう。

屋内型トランクルームの3つの種類と特徴は?

屋内型トランクルームとは自宅の押し入れのような感覚でレンタルできる、屋内型の収納スペースです。ビルの中に細かく区切られたスペースが存在するものを屋内型トランクルームと呼び、屋外に設置されているコンテナタイプとは区別されています。

屋内型トランクルームは屋外型とは違い、気密性が高く、日差しの影響を受けにくいため、温度や湿度が安定しているのが特徴です。

そのため、季節はずれの衣類や、今は使わないけれど思い出として大切にとっておきたいアルバムや記念の品、家族から敬遠されがちな趣味のコレクションの置き場所など、デリケートな物の保管先としてレンタルする人が増えています。

屋内型トランクルームには、大きく3つの種類がありますが、とくに「レンタル収納スペース」と「トランクルーム」は、一般的にはあまりよく区別されずに使われています。しかし、じつはこの2つは適用される契約や約款、責任範囲がまったく異なります。

本来であれば、利用者も違いを踏まえて選ぶ必要があるため、以下に詳しく説明します。

レンタル収納スペースは「スペースを貸す」

おもに不動産業者(非倉庫業者)が行っている貸スペース事業で、不動産賃貸借契約に基づいたサービスです。こちらは「スペースを貸す」のみの契約となります。

約款が必要ないため、サービス内容は業者によってかなり異なります。24時間出入りが自由な所が多く、空調の有無、防犯セキュリティの有無なども業者が自由に設定できるため、保管したい物によっては慎重に調べる必要があります。

レンタル収納スペースは、保管責任が発生しない点に注目しましょう。保管能力よりも24時間出入りできる自由度を重視する方にはレンタル収納スペースがおすすめです。

トランクルームは「荷物を預かる」

倉庫業者が行っている倉庫事業で、国土交通省の「標準トランクルームサービス約款」で細かなサービス内容についても決まりがあります。こちらはトランクルームというスペースを貸すだけではなく、「荷物を預かる」まで含めた寄託契約となります。

そのため、預かった荷物は業者が責任をもって保管する必要があり、万が一破損や汚損した場合には補償を受けることができます。ただ、免責事項がある場合もありますので、契約の際にはしっかりと契約書をチェックしましょう。

保管責任が発生するため、保管の際には立ち合い荷物の引き渡しが行われます。24時間自由ではありませんが、空調や防犯セキュリティの面では安心です。

選ぶ基準としては、認定マークがあります。倉庫業法第二十五条に定められた「定温」「定湿」「防塵」「防虫」「防滋」「常温・常湿」の6つ機能ごとに、国土交通省が優良トランクルームとして認定マークを授けているため、国土交通省の認定マークのあるところがおすすめです。

どの倉庫がどの機能で認定を受けているかは、国土交通省の各地域の運輸監理部が公表していますので、サイトからもチェックすることができます。

トランクルームは、レンタル収納スペースと違い、保管責任が発生する点に注目しましょう。大切な思い出の品や貴重品、コレクションの保管にはトランクルームがおすすめです。

文書保管専門

屋内型トランクルームの種類には、文書保管専門の倉庫業者が存在します。おもに企業の社内文書や取引先情報が含まれる重要文書の保管を専門に行っています。

たとえば、契約書や病院のカルテやレントゲンなどは、重要な個人情報が含まれるため、企業単独で保管すると莫大なセキュリティ対策費用が必要となります。そこで多く利用されているのが文書保管専門の屋内型トランクルームです。

専門の倉庫業者に委託し、セキュリティが施された専用倉庫に保管してもらった方が経費節減になります。また、書類を探し出して電子化してオンデマンドで電送サービスを行う業者もあるため、クラウド的な機能も加わり利用企業は増加しています。

まとめ

屋内型トランクルームとは何なのか、屋内型トランクルームの3つの種類である、レンタル収納スペースとトランクルーム、文書保管専門のそれぞれの違いについて詳しく説明しました。参考にしてニーズに合ったトランクルームを見つけましょう。

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